ブランド全体の付加価値

2011-03-04

売れている状態を長持ちさせようと、単純に大きなケーキをつくってもいけません。実際にケーキの大きさの分、長きにわたって売れ続けるかもしれません。ですが、みんなが1回食べただけで満足してしまうことにつながりかねない。自分が食べ、隣のあの子が食べ、向こうにいる彼女が食べているのを知ると「もうあれはいいよね」という気分を起こさせることになります。それは、付加価値ではなくブーム。付加価値を“食べ切って”しまわれないよう努力することと、ブームを生み出すことは意味合いが違います。ブームのあとには何も残りません。落ちてなくなっていくだけ。私は、つねに流行の絶頂期で、次の新しいケーキを打ち出していけるよう心がけています。前のケーキは残っていてもかたしてしまう。ここでの、“やめることへの勇気”というのが非常に大切なんです。そうでないと、ひとつのブームが終わるときにブランド全体の付加価値を道連れにしてしまいかねません。