家庭教師をつけて叱咤激励

2010-11-08

その日は、全教科のテストがそんな具合であった。どうして?と自分で反省してみたのだが、何十年ぶりかのテストで緊張がすごく高かったのと、私の子どもたちには勉強については、絶対に「ママゴン」的だった(普段の勉強をちゃんとしていれば、テストは良い点が取れるはずと、家庭教師をつけて叱咤激励してきたために、親としての面子のことばかり考えていたからだと思う。だから、私の大事なバッグも、控室に置き忘れて、テストを受けてしまったのだ。あの日はテストの最後の日なので、十月末に結納を交わし、翌年の二月に結婚をする長女と、その準備のための買い物に行く予定だった。バッグには娘の結婚のためにと思い、私がゴツゴツ貯めてきた「ヘソクリ」も入れていた。そんなお金の入った「バッグ」がなくなっていると気がついた時(なくなったことが決定した時)私は心臓が止まるほどショックを受け、気持ちは動転してしまって、心の中で「まさか、まさか。信じられない」と繰り返し、頭の中は半狂乱のようになり、涙が出てきて止まらなかった。