一人当り罰金六十万円

2010-11-18

刑務所から銃利所へ五月九日に初めてつれてゆかれる。初めてみるラングーンの街である。この国も実に暑い国だ。法廷でシンガポールから来た我々の所長と次長、および在ビルマ各国大使館員と会う。我々側の弁護人の必要性を裁判長に要請するだけで終る。獄舎に帰ると久しぶりに大部屋に全員一緒に生活するようにもどされ、それぞれ独房での生活を披露する。タイとフィリピン大使から、差し入れの食物や日常品がとどく。全員が分けられるものは分け合い、久しぶりで娑婆の味を楽しむ。裁判所への出廷は十三日、十四日、十六日、十七日、二十二日、二十四日、とあり二十九日に判決が下った。全員実刑一年、一人当り罰金六十万円程である。