免疫力の低下に胸腺が関係している

2010-12-02

免疫力の低下には、胸腺が関係しています。胸腺とは、心臓の上部にある小さな器官で、そのおもな働きは、異物を発見して排除する働きがあるリンパ球のT細胞を活性化することです。この胸腺が老化して働きが衰えると、異物を排除するT細胞も減少し、その結果、免疫力が低下してしまうのです。胸腺の働きがもっとも活発なのは二〇歳だといわれています。二〇歳を境に胸腺の働きは徐々に低下し、五〇代になるとがっくり落ちます。また、身体に過度のストレスがかかったり、偏った食事などを続けると、若くても、胸腺の働きは著しく低下してしまいます。胸腺の衰えによってT細胞が減少すると、異物の侵入を感知しにくくなりますから、感染症などにかかりやすくなります。また、攻撃すべき異物と、体内の正常細胞とを正しく見分けることができなくなり、仲間を敵と間違えて攻撃してしまう判断ミスが出てきます。こうして起こる病気が、リウマチや橋本病などの自己免疫疾患です。