「肥満」が自己管理能力の欠如として大きなマイナスとされるアメリカの男性たちは、競って美容外科医を訪れます。なかには、逆に「胸板を厚くしてください」と、これまでの男らしさのモノサシを守るために駆けつける人もいるようです。いずれにせよ、アメリカやヨーロッパにおける美容外科は、自分かちの人生をより豊かにし成功に導くための、きわめて合理的な方法としてしっかり根づいていると言えると思います。時代は二一世紀。現在の中国、韓国の整形ブームはマスコミを通じてご存じのとおりです。一九四八年日本美容外科学会の母体である(財)日本美容医学研究会が設立され、世界的に見ても歴史と伝統を誇る日本の美容外科。お国柄や民族性の違いか表にはあまり出なくとも日本の整形ブームは実は自然に高まりをみせてきていたのです。自然に市民権を得てきたので、ブームというより身近な存在という感覚でしょうか。