リフォーム会社の仕事

2011-09-17

息の長い、流行の波に翻弄されない店舗デザインについて考えてみたい。リフォーム会社ではこれまでお米屋さんとか薬局、喫茶店の店舗デザインを手掛けてきた。そのときの基本コンセプトは、「数少ない、そして大きな情報発信源としてのお店」である。最近の特徴として店舗デザインにおける「業際化」がある。一見しただけでは何のお店かわからないつくりのショップが増えている。しかし、これなどは奇をてらう手法と五十歩百歩である。意表をつくことでしばらくは話題になるだろうが、単なるハコ作りのレベルにとどまるデザインはすぐに飽きられるだろう。ド派手なサインやオブジェは確かに人目を引くが、お店の品格を認めることになりかねない。店舗デザインにおいて、まず考えるべきは外観と同程度において店内の重要性を位置付けることである。羊頭狗肉、竜頭蛇尾の店となってはどうしようもない。作業動線の効率化、合目的化を考えたレイアウト、照明、空調ほかのあらゆる要素をとらえた複合的なシステム開発こそ店舗設計における最重要課題である。外観や店内のヴィジュアルを優先させるあまり、作業の非効率を招くようでは何のための店舗かということである。