暑い地域ではメラニン色素の量が多い

2010-12-07

「医学的には肌の色によって黒人、黄色人種、白人と三つに分類されているのは知っているよね」。そんなことは小学生でも知ってるわよ、という目でフフンとうなずくAさんに、ボクは続けた。「じゃあ、なぜ黒人の肌は黒くて、黄色人種は黄色っぽく、白人は白いかわかりますか?」「暑い地域とか、そうでないところに住んでいるから?」「たしかに紫外線量の多い地域に住んでいるかどうかは関係している。だけど、それだけでは正解とはいえないな」。紫外線から肌を守る働きをもつメラニン色素。これが皮膚の中にどれだけ含まれているかで色白か、色黒かが決まる。量が多いほど肌は黒くなる。しかし白人も黒人も黄色人種も、メラノサイトというメラニン色素をつくり出す細胞の数は同じだ。ところがこのメラノサイトからつくられるメラニン色素の大きさや量が違う。紫外線量が多い暑い地域ではメラニン色素の量が多く、寒冷地域では少ない。