自宅でプリントアウトしながら持ちはこぶ

2010-11-29

2000年代半ばに勤めていた出版社では、編集者全員にソニーのEブックリーダーを配っているインプリント(出版レーベル)があり、おこぼれにあずかってリファビッシュと呼ばれる中古品を一台渡された。本を読むというより、仕事上必要な書類をPDFファイルにして荷物を減らすもの、という感覚だった。私の仕事は各インプリントの編集会議をチェックして、企画書やゲラ(校正のために印刷所で刷られる試し刷り)になるべく早い段階で目を通すというものだったが、おかげでそれまで部屋に山と積まれていた原稿や企画書のコピーがかなり減った。さらに、キンドルが登場する前もアマゾンのサイトでEブックは買えていたし、重たいビジネス書などは、目が疲れることなどお構いなしにパソコンで読んでいた。パソコンが使えないときには、読みたい部分だけを自宅でプリントアウトしながら持ち運んだ。