性交渉が淡白な男の方が多いから、私の性交渉が軽蔑されるのかもしれない。男の陰茎は危険な突起物で、女の体は受動的な穴。気質の違いも含めて、男と女のその違いが性交渉の快楽を生んできた。長い長い、男と女の歴史だ。それが二十一世紀に変わろうとしているのかもしれない。性交渉で、男に尽くすことが女の本懐だったはず。抱かれたときの、被征服感は、究極の愛を感じる瞬間。心はそれに追従し、男の言葉に素直になる……はずだった。それが、「□の中には出さないで、まずいから」と言う時代になった。女が男を畏敬しなくなり、気質が男に似てきたからだ。それは、父親の責任なのだ。娘を女に育てられなかった弱い父親の責任である。私は、女の愛し方を知らない男だ。